主義とは「何に価値があるか」という指針・ものさしです。

日本は資本主義ですね。この場合、国の経済への考え方を指します。お金を元手により大きな価値を生み出し、自由競争によって豊かな社会を作っていこうという考え方です。

日本にいる限り、資本主義のレールから外れることはできません。光熱費を全く使わず、井戸の水を使って自給自足するなら話は別かもしれませんが、その道を選ぶ人はほぼいないでしょう。

この資本主義の土台の上には「実力主義」があります。実力主義は実力・能力がある人ほど価値がある=豊かになれるという考え方です。

実力主義で幸せになれるのはほんの一握り

実力主義ではNo. 1が最も価値がある。

実力主義を携えて生きると、自分には価値がないという思想に行き着くことになります。自分より上がいる可能性は99%以上。自分よりも価値がある人間がいると思ってしまうのは精神衛生上良くありません。

Aさん
自分自身が一番大事なはずなのに、そんな自分よりも価値がいる人間がいる。

こうなると自己矛盾を引き起こし、自分には価値がない(自己卑下)に繋がります。自分を安く見積もってしまい、結果として損をする立ち回りをしてしまいます。

実力主義を則っている人にとって「2位でいいじゃないか」と心の底から思うことはできません。心のどこかでしこりが残ります。また、1位の人はいつか追い抜かされることを考えると、心中穏やかではいられません。

1位じゃなくても十分豊かに暮らせるはずですが、人間は常に比べる生き物。実力主義を採用すると心がどんどん苦しくなっていきます。たしかに、資本主義では1位という情報があるだけで売上は大きく変わります。しかしそれはシステムの話であって、信条にする必要はありません。

人よりスコアが優れていれば入学試験に合格するし、人と比べられて会社の採用が決まるでしょう。だからといって不合格や不採用だった人に価値がないわけではありません。

ここで伝えたいことは「システム」を「自分の価値基準」にしなくていいってこと。

人格主義のすゝめ

突出した能力がないのに出世したり、仕事ができないのに重宝されたりする人って周りにいませんか?学校で例えるなら、得点は自分よりも低いのに、成績表は自分よりも良い人とか。

このような人たちは「人格」によって評価されています。人格主義とは多様な人格がある、もしくは多様な人格を形成することに価値を置きます。時代・場所に合わせた人格を作るということ。

経済を作っているのも、人の心を動かすのも、ナンバー1ではありません。なぜならNo. 1は一人しかいないから。どれだけ能力があっても、一人分の力です。能力がある人は発明家などになって印税収入を増やすという生き方をした方が実は経済的・貢献的かもしれませんね。

No. 1が世界を作っているのではなく、No. 1・実力者たちを動かす人間が世界を作っています。

また、多くの人々の感情を動かす者が経済(お金)を大きく動かします。人の感情を動かす要因は、実力以上に人格によるものです。金メダリストは人格も伴うからこそ、人を感動させることができるのです。

目の前の人に合わせて人格を調整し、相手と自分をマッチングさせる。世間と自分をマッチングさせる。このようなことができる人は「あなたはいるだけいいんだよ。」と周りからよく言われていることでしょう。

人格主義は道徳ではない

時代の流れ・相手・地域・文化によって人格を使い分ける。したがって、悪を使用した方がハッピーになれるなら悪を使えばいい。これが人格主義です。悪とは特定の人や文化、時代にとって忌むべき価値観のこと。悪を採用したほうが良い場合はそれを使える人間になっておくことです。この点で人格主義は道徳と一線を画します。

このままでは入試で不合格になる。この結末を回避するために、もっとも効果的な方法が「自分が怒る」だと判断したときは、「勉強なんてやめてしまえ」とノートを投げたことがありました。教え子の目的を達成させるために人格を切り替えた例です(なお、この子は無事に第一志望に受かりました(^_^;))

いい人にしかなれないのは、人格主義でなくただの都合の良い人。人格を切り替えるというのは勇気がいるものです。

多くの人格を持とう

扱える人格の多さが豊かさを規定する「人格主義」は、万人に成功のチャンスがあります。いろいろな人格を持っていると様々な立場の人の事情が分かってしまうので、原則どんな人でも肯定してしまいます。自分と意見が逆であっても「あなたの言うこともわかる」という姿勢になります。このような姿勢で生きるからこそ、多くの人から支持を得られ、その分チャンスを手にします。

一方、特定のルールに適した人格しか持っていない者は、そのルールに反した人を見るといらいらして罰しようとします。当然チャンスは絞られるし、人間関係の衝突もあるのでかなり生きにくくなります。沢山の人格を持つことは、自分を偽ることではありません。どの人格も自分の一部です。また嘘をつくことでもありません。人格を多く持つということは、本音や意見を通すための伝え方の手段を沢山持っているということです。

事業家に必要な三つの者

私は自分の生徒や仲間たちに事業家(体質)になることを推奨していますが、事業家に必要な三つの者があります。

それは勇者・賢者・役者です。

勇者(人格を切り替える勇気)

賢者(状況を読み、適切な人格を見定める賢さ)

役者(人格をコントロールする力)

多様な人格があること・多様な人格を形成することに価値を置くことで、人々の感情を動かし、世の中を動かす側の人間になる。自由を目指す人はルールを作る側に回る必要があります。

人格主義は自由を目指す者のための必須の価値基準。

補足:人と比べていい

人と比べることによって自分の優れている部分・劣っている部分を知ることは大切です。自分の活かし方を客観視できますから。だから、とことん比べてOK。人格主義では能力が優れているから価値がある、劣っているから価値がないという判断をしません。優秀さとは、どれだけ多くの人々の役に立てるかです。個人に高い能力がなくても多くの人々の役に立てることはできます。

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