どうにも得点が伸び悩む生徒の特徴の一つに、「未知問題に対して答えに迫れない」というものがあります。答えを見れば、なあんだ知ってる知識じゃないかと思うわけだけれど。

出題者は、手を替え品を替え表現を変えることで、乾いた雑巾から一滴の水を絞るように作る。決して難しいわけれはなく、知っている知識で解ける問題です。ですが問題が新鮮に映るので、思考が止まってしまう。得点が高い人は、そういった問題を解くのが比較的得意であると感じます。地頭の強い人と弱い人の分水嶺なのではないかと個人的には考えています。

地頭は鍛えられます。今回は地頭の弱さについて話しますので、この記事を読んで賢い脳を作っていっていただければと思います。

思考の組み立ては論理の世界

1+1=2となる土台があるからこそ、今まで計算したことがない足し算ができる。何桁の足し算でも、時間をかければ必ず正解できるのは、この土台があるからです。足し算ができれば、引き算の概念も生まれてくる。これが足し算しか知らない人にとっての応用となり、訓練することでこれも基礎となる。

基礎というのは論理の世界において、揺るぎなき確かなもの。1億回繰り返しても1+1=2である。このような土台をどのレベルまで持っていけるか、または多くの土台を持っておくことが大事です。定理や法則が、思考の土台になります。頭の良い人は地盤がしっかりしているから、 確かなことを土台にして物事を適切に考えることができます。一方地頭の弱い人は地盤が弱くぬかるんでいるので、思考という建築が上手くできないのです。

地頭の言葉の定義が曖昧

地頭の弱い人の最大の特徴は「言葉の定義の曖昧さ」が挙げられます。

例えば、思考の土台が弱い人の使う言葉に「みんな」があります。みんなとは誰を指すのか、必ずしも全員が当てはまるわけでもないのに「みんな○◯を持ってるから買って!」という表現を許してしまっている。言語表現に対する甘さが、物事の定義を曖昧にし、文章から出題者の意図を読みとることを邪魔してしまいます。

今の例文で言えば、接続詞についても言及したいです。仮にみんなが持っているからと言って、自分も持たなくてはいけないわけではない。因果関係が適切ではないんですね。

曖昧な言葉を使う子供の言うことを大人が察して動いてしまうと、言葉に対する鋭敏さが養われることなく彼らは大人になってしまいます。ですから、子供の言うことを敢えて察してはならない、というのが持論です。子供にとって、めちゃくちゃめんどくさい大人になりますが笑

矛盾があれば指摘し、本来言いたいことを伝えるためにもっとよい表現があるならそれを教えます。話してるだけで勝手に賢くなってしまう、そんな授業を意識しているので自分の生徒には、最近見た映画の話、はまっていること、学校であったことなど、時間が許せば雑談させてます。

言葉に対して敏感になれば、知識の吸収力は飛躍します。(暗記ができないのは「感情が伴ってない」「情報が足りない(言葉の意味が分かってない)」「復習してない」のいずれかに当てはまります)

言葉とは情報であり、情報が認識世界である

与えられた情報を素早く正確に脳に入力→(脳内で)情報編集→出力する訓練をするのが勉強です。与えられた情報をできるだけ正確にインプットするには、言葉の定義を明確にしておくことです。僕たちは、言葉を知ることで、世界を認識できます。言葉を知れば知るほど、世界は広がっていきます。

走るという言葉を知らなければ、どのような移動動作も「歩く」として捉えるかもしれませんし、「猫」という言葉を知らなければ、犬として認識するかもしれません。「雪」という言葉を知らなければ、降ってくるものは全部「雨」として捉えるかもしれません。「ある」という言葉が無かったら、あること自体にも気づかないかもしれません。

言葉が世界を作る。

分からない問題にぶつかったとき、一節一節の言葉の意味を正しく理解しているか確かめること。問題が分からないときは、大地を踏みしめるように文章を読みましょう。

 

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