水星は知性を表し、具体的には才能やコミュニケーション能力を意味します。
月は幼稚園児くらいだったけれど、水星は、英才教育・能力開発が本格的に始まる小学生の時期。自分の能力を高めていきます。この時期での成功体験は、大人になっても引きずっていく。つまり、なにかをやろうとしたときに、水星の方法を取ります。
例えば、執念の蠍座に水星が来れば、とことん追求する力や洞察力がある。研究職や心理に関する仕事は向いてる。ただ、少し考えすぎになる傾向はあるね。五感の牡牛座に水星がいれば、聴覚や味覚など自身の感覚をもとに判断するから、感覚が鋭くなる。そうなると、ソムリエや音楽に関する仕事に適正があるかもしれないね。反面、自分が感じたことを重視するので人の意見が聞けなくて頑固になりやすい一面もある。
直接仕事に能力を生かさなくてもよくて、例えば美味しい料亭をたくさん知っているなら、仕事の営業で役に立つかもしれない。蠍座の場合でも、とことん追求していくのはどんな分野でも使えるし、教育の現場でも洞察力は使えるだろう。
水瓶座に水星があれば、ITを駆使して情報から取りに行くでしょう。とても現代的です。
水星は、基本的に太陽の目的を達成させるための手段として使役される。地球から見て、太陽と水星(と金星)はいつも近くにいますから。目的とそれを叶えるための手段は近くにあるということを表してます。
才能の他にもコミュニケーション能力も表します。天秤座にあれば、人当たりが良い。山羊座にあれば真面目でギャグや冗談はあまり言わないでしょう。獅子座にあると、なんでも大げさに言うから、少々虚言癖になりやすいかも。水瓶座にあると、理論的にコミュニケーションする。あとは上下で人を見ないので、敬語などは好まない傾向があります。
手段・才能・コミュニケーション、つまり物事に対するアプリーチの方法が水星の役割ということです。