山羊座はローカル限定で自立している人間の像であるのに対し、水瓶座は、世界のどこでも通用する考え方を採用し、閉じられた空間性から脱出しました。
魚座は、水瓶座の体験を受けて、山羊座の固める要素を復活させます。山羊座は土の上に自己を固めましたが、魚座では、水の中に自己を固めていきます。
水の元素は、心理、魂、心霊、感情などを表していますs。自己の意識をこういった見えない”気”として結晶化(概念として形作らせる)させます。山羊座は地(空間)に依存していましたが、水瓶座は風の起こす時代性(時間)に依存しています。どこでも通用するといっても、その時間を共有している、特定の時代の人間たちにしか通用しません。いつでも通用している、というわけではないのです。
魚座は、山羊座と水瓶座の時空性を超越します。場所にも時間にも縛られません。魚座まできて、人間は環境に依存しない、独立した魂として完成します。魂を固めたあと次の段階において、牡羊座に転写されます。魚座で固めた自己像になりきって動くので、独立した魂を認識することはできません。
魚座は時間性、空間性に依存しないということは、自分を縛る、こだわりがほとんどないことを意味しています。だから、どんなものにも同化しようとします。柔軟タイプなので、くっついたものからすぐに離れてしまいます。蠍座は、自己変容するまで離れることはできませんが、魚座にはそういったものはありません。
魚座は、水属性は、融合性質を持ちならがら、独立性を保ちます。そのためには、特定のものではなく、色んなものを吸収して、差を作らないようにします。したがって雑多な影響を受ける特徴があります。